調整ルームの備品を壊したとして2023年6月24日・25日の2日間の騎乗停止処分が科せられたJRAの吉田隼人騎手。
吉田隼人騎手はなぜそのような行為をしたのでしょうか?
今回は吉田隼人騎手が調整ルーム備品を壊すまでに至った原因を調査しました。
吉田隼人騎手が調整ルーム備品を損壊!
吉田隼人騎手は2023年6月4日の阪神競馬12レース騎乗後、調整ルームで備品を壊したことにより日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号に該当するため、
6月24日・25日の2日間の騎乗停止処分が科せられたと報道がありました。
競馬の公正を確保するため、第138条第1項各号及び第145条各号のいずれか又は前条に該当する場合を除き、次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩きゅう務員に対して、期間を定めて、調教若しくは騎乗を停止し、戒告し、又は1,000,000円以下の過怠金を課する。
(19) 前各号に定めるもののほか、競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者
洗面台の戸棚、テレビのリモコン、ゴミ箱が、明らかに偶発的ではない壊れ方をしていたのを清掃スタッフが発見。後日、騎手本人に確認したところ、事実を認めた。JRAによると、自身の騎乗を含めたさまざまな不満、いら立ちが抑え切れなかったといった内容を話したという。
引用:デイリースポーツ
洗面台の戸棚、テレビのリモコン、ゴミ箱と随分派手に暴れましたね。
相当苛立っていた様子がわかります。
吉田隼人騎手の不満は何?
吉田隼人騎手が苛立っていたのは原因は、
- 自身の騎乗
- さまざまな不満
とのことです。
阪神競馬12レースの騎乗
吉田隼人騎手は中央競馬だけでも13000回以上の騎乗数があるので、
これまで多くの失敗や不甲斐ない騎乗をしたこともあると思います。
しかし今回は2023年6月4日の阪神競馬12レース終了後の出来事なので、
12レースの騎乗に不満があったのではないでしょうか?
この12レースは単勝1.7倍と断然の1番人気クインズエルサに騎乗していました。
しかし最後の直線ではなかなかスペースが開かずに5着に敗れています。
この時の騎乗ぶりに苛立っていたのかもしれませんね。
ネットの声は・・・
この直前のレースが酷かったもんな
日曜の最終みてきたけどそりゃキレるわw
前の高倉はメチャクチャな追い方しながらフラフラ走ってるし横で蓋してきた鮫島は伸びないのにずっと蓋してるし陰湿な業界だな
内フタきついわ鮫にやられたわ
吉田隼人騎手には鬱憤が溜まるレースだったようですね。
ソダシの乗り替わり
もう1つの「さまざまな不満」で考えれるのはソダシの乗り替わりではないでしょうか?
ソダシは競走馬で珍しい白毛馬で、吉田隼人騎手とのコンビでG1を3勝した人気・実力のあるアイドルホースです。
ソダシはデビューからずっと吉田隼人騎手が騎乗していましたが、
2023年は「ヴィクトリアマイル」でダミアン・レーン騎手、「安田記念」では川田将雅騎手が騎乗しています。
この乗り替わりはソダシを調教している須貝調教師が2022年のマイルCSで3着に敗れた際、
吉田隼人騎手の騎乗にかなり不満があったからだそうです。
――前走のマイルCSを振り返って
引用:スポニチ
「ソダシの競馬をしていなくて、あの3着は評価すべき。もう少しソダシらしい競馬をしてほしかった。坂下からヨーイドンの競馬というよりも、4コーナーを回ったらセーフティーリードでも良かったかなと思う。地力でなんとかきてきれた」
ソダシは早めの競馬で先に抜け出して後続を封じるのが今までの戦法でした。
しかし吉田隼人騎手は脚を溜める競馬にスタイルチェンジを試みたようですが、
元ジョッキーで騎手の騎乗について厳しい須貝調教師の方針とは違ったようです。
まとめ
今回は吉田隼人騎手が調整ルーム備品を壊すまでに至った原因を調査しました。
数多く騎乗していれば上手く乗れないこともあると思います。
また、今の競馬界では勝利至上主義的な傾向にあって非情な乗り替わりも多々あります。
苦楽を共にした馬に乗れない不満は理解できますが、だからといって調整ルームの備品を壊してはいけません。
2日間の騎乗停止中にしっかり反省して、また頑張ってほしいですね。
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